【一級建築士の独学】おすすめテキスト・問題集(最低限必要なもの)

一級建築士学科
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この記事はこのような方に向けて書いています↓

悩めるラクダ
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一級建築士試験の独学におすすめのテキストを知りたい!

悩めるリス
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テキストの使い方、勉強の仕方を知りたい!

悩めるシロクマ
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テキストの選び方を知りたい!

本記事では…
  • 一級建築士の独学におすすめのテキスト、問題集、法令集を、根拠も交えて紹介します。
  • 教材の活用方法、勉強の仕方が分かります

 この記事の筆者は、2020年の学科試験で105点(125点満点)を獲得し、合格しています。合格点は88点でしたので、17点の余裕をもって合格しています。

 学習期間は1年程度。

 初年度の製図試験は不合格。2021年に2回目の製図試験で合格しました。

最低限必要なもの

 問題集、法令集、テキストが最低限必要です。

最低限必要な教材
  • 問題集のおすすめ2つ↓
    1.1級建築士試験学科厳選問題集500+125(総合資格学院)
    2.1級建築士過去問題集チャレンジ7(日建学院)
  • 法令集のおすすめ↓
    建築関係法令集法令編(総合資格学院)
  • テキストのおすすめ↓
    ラクラク突破の1級建築士スピード学習帳 頻出項目の〈要点解説〉+〈問題集〉
  • 正直、大手資格学校の教材を一式手に入れるのが最も良いが、非売品

問題集1:1級建築士試験学科厳選問題集500+125(総合資格学院)

  • 過去問から重要度の高い問題が500問選ばれて収録されており、量・質ともに十分な演習ができる。
  • 令和5年度の過去問全問(125問)が収録されており、本番のシミュレーションができる。
  • 問題が、分野ごとに掲載されているため、わからなかった問題があったときにテキストから該当ページを探しやすい
  • 解答解説が丁寧で、イラストや写真、表が多用されている。
  • 問題に難易度レベル(3種類)が記載されているため、「苦手科目はまず難易度が簡単な問題を完璧にする」等といった勉強方法をすることができる
  • 小さいため持ち運びに便利
  • 科目別チェックテストのプレゼントをもらえる。

 1級建築士試験学科厳選問題集500+125(総合資格学院)は、問題が分野ごとに収録されています。(施工を例にすると、鉄筋工事、型枠工事 等、分類して収録されている。
そのため、わからなかった問題があったときにテキストから該当ページを探しやすいです。
また、知識を関連付けてインプットしやすいので、メインで使う問題集に最適です。

日建学院が出版しているものにも625問をセレクトして分野ごとに収録しているものがあります。
こちらは大判(B5サイズ)なので、大きい方が見やすい!という方にはこちらもおすすめです。

問題集2:1級建築士過去問題集チャレンジ7(日建学院)

  • 大判のため見やすく、問題収録数が多い。(125問×7年=875問)
  • 7年分の過去問が、年ごとに載っており、直前期に時間を計って演習するのに向いている
  • 全ての問題の解答解説がある
  • 問題に難易度レベル(3種類)が記載されているため、「苦手科目はまず難易度が簡単な問題を完璧にする」等といった勉強方法をすることができる

 1級建築士試験学科過去問セレクト7(総合資格学院)では問題が分野ごとに分類されて収録されていますが、1級建築士過去問題集チャレンジ7(日建学院)では、過去問が年ごとにそのまま収録されています。

 そのため、直前期などに、本番のリハーサルとして1回分過去の試験を時間を計りながら解いたりするときは、この問題集があると便利です。

 筆者は、直前期には3~5年前の過去問を完璧にすることを勧めていますが、その時にもこの問題集が使えます。

法令集:建築関係法令集法令編(総合資格学院)

  • 見やすい
  • インデックスと線引き見本の質が良い
  • 注釈が充実している

 何よりもまず、他の出版社の法令集よりも一回り大きく、見やすいです。

 また、他の法令集より大きいため1つの見開きで確認できる条文が多く、見落としが少ないです。

 インデックスと線引き見本が付属しており、簡単に引きやすい法令集を作ることができます。また、線引きとインデックス貼りを他人に人に頼むこともできます。

 線引き見本を使って赤と青のラインを引いていきますが、どちらも過不足なく、必要なところだけに線を引けるように線引き見本が作られているため、試験中でも素早く法文を読み解くことができます。

 インデックスも、法令集の上面に貼るものと、側面に貼るものに明確に分けられており、インデックスの色分けもされているため、試験中に素早く目当ての法文を見つけ出すことも可能です。

 さらに、注釈が詳しめに作られているため、法文から別の法文に飛ぶときに、スムーズに飛ぶことができます。

テキスト:ラクラク突破の1級建築士スピード学習帳 頻出項目の〈要点解説〉+〈問題集〉

  • 分量がちょうどよい
  • 頻出選択肢の質と量が良い
  • 知識が体系的にまとめられている

 まず、分量がちょうどよいです。

 分量が少ないと、押えるべき要点が網羅できていないため、過去問を解いていく中で暗記していかないといけない部分が増え、知識を体系的に得られないため、非効率です

 逆に分量が多すぎると、あまり大事でない部分でも収録されているため、重要性が低い知識まで覚えることになり、こちらも非効率です

 その点、このテキストはちょうどよい分量で過不足ない知識が盛り込まれているので、過去問と組み合わせることで効率的に学習できます。(このテキストに収録されていない知識は、過去問演習をしながらインプットしていく)

 次に、頻出選択肢が収録されていて重要な知識をインプットしやすいです。

 試験直前期や、苦手科目の対策には、頻出選択肢を1つ1つ完璧にしていくのが最も効果的で、このテキストにはちょうど良い分量の頻出選択肢集があるので、試験直前期や、苦手科目の対策に効果抜群です。

 最後に、各知識が体系的にまとめられています。

 例えば、施工の科目では、仮設足場の寸法や、鉄筋の定着長さなどを覚える必要があるのですが、このテキストではそれらが表にまとめられているので、各知識をまとめて、関連付けて覚えることができます。

 また、各知識が体系的にまとめられているので、問題集で分からない問題、理解があいまいな選択肢があったときに、テキストに戻って知識の確認がしやすいです。

 書店には資格学校が発行しているテキストも並んでいますが、こちらはお勧めしません。

 なぜなら、資格学校が発行している市販テキストは、資格学校が講座で用いるテキスト1教科分の厚さに5教科分のテキストがまとめられているので、どう考えても分量が足りないからです。

 書店に並んでいる資格学校のテキストは、資格学校が授業で用いているテキストとは別のものです。

正直、大手資格学校の教材を一式手に入れるのが最も良いが、非売品

 正直、大手資格学校の教材(授業で使われている教材)が、量も質も最も良いのですが、公式には非売品となっており、正規に手に入れるためには講座に申し込む必要があります。

 しかし、問題集もテキストも、市販の教材よりも作りこまれており、高品質です。

 手に入れることができたら迷わず利用しましょう。

必要に応じて利用するとよいもの

  • 施工がわかるイラスト建築生産入門(または、ネットでの画像検索)
  • TAC建築士講師室ブログ
  • YOUTUBE
  • 本ブログ

施工がわかるイラスト建築生産入門

 施工の問題では、用語がイメージできないと解けない問題も多く、逆にイメージできるだけで解けるような問題も一定数あります。

 ネットで検索してもよいのですが、試験勉強中にネットを使いたくない方、効率よく調べたい方は、この本を使いましょう

TAC建築士講師室ブログ

 筆者もよく使っていました。

 資格学校のカリスマ講師が、受験生の躓きやすいポイントを解説してくれます。

 とても分かりやすい解説で、知識の本当の理解につながります。

 参考リンク:TAC建築士講師室ブログ

YOUTUBE

 また、「一級建築士 聞き流し」で検索すると、一級建築士試験の問題を一問一答で、音声で出題してくれるような動画がたくさんあるので、移動時間等の隙間時間に利用するのがおすすめです。

おすすめ動画:建築士みつき さんの動画

本ブログ

 独学者の役に立つ情報を一生懸命書いています。

 ぶっちゃけた話も書きますので、参考にしていただけたら嬉しいです。

教材の使い方、勉強の仕方

法規

 まず、テキスト等を見ながら、計算問題(高さ制限、容積率、建蔽率)の解き方を覚えます。

 また、法令集だけでは意味が理解しづらい法文(耐火建築物としなけらばならない特殊建築物、内装制限、防火区画など)は、テキストも併用しながら法令集に書いてある法文の意味を理解できるようにしておきます。

 そのあとは、過去問を法令集を見ながら解くのみです。

 暗記すべき項目がありますので、過去問を解いていく過程で暗記していきます。

暗記したほうが効率が良い項目
  • 計算問題(容積率:法52条、建蔽率:法53条、高さ制限:法56条)
  • 内装制限(法35条の2、施行令128条の4)
  • 構造計算と構造強度(学科Ⅳ構造で、暗記する内容)
  • 確認申請が必要な建物の種類(法6条)

 それ以外の項目は、過去問演習をしていく過程で、法文の大体の場所を覚えていくことで、問題を解くときに素早く目当ての法文を開くことができるようにトレーニングしていきます。

 過去問演習では、上記の暗記したほうが効率が良い項目についてはほとんど法令集を引かずに解き、それ以外の項目は、問題の4つの選択肢のうち、怪しい選択肢の1つか2つに当たりをつけ、怪しいものから順に法令集を引いて確かめてながら、答えを探していきます。 

 計算問題の解き方さえ覚えれば、テキストの出番はぐっと少なくなり、基本的には法令集を引きながら問題を解いていくことで、法文の場所や内容を理解していきます。

 法文を読んでも内容が理解できないときにテキストを読むくらいのイメージが妥当です。

(法規についての詳細:【一級建築士】法規の最短攻略法(暗記は最低限に法文の場所を覚える)

法規以外

 まず、テキストに収録されている問題を1周解いて、基本的な知識をざっくり身に着けます。

 そのあとは、「過去問を解く」→「不正解だった問題や、正しいか誤っているか判断に迷った選択肢についての知識をテキストで確認する」の繰り返しです。

 過去問は4肢択一式ですが、すべての選択肢の正誤を判断し、正誤判断の根拠を明確に言えるようになるまで、繰り返し練習します。

 誤っている選択肢については、その選択肢の誤っている部分を修正して正しいものを作れるようにトレーニングします。

 正誤判断の根拠を言えなかったり、正しい選択肢を作れなかった場合は、テキストを見て知識を入れ直します。

 その繰り返しです。

詳しくは、以下の記事にまとめています。

 参考リンク:【独学者必見】一級建築士学科の勉強方法・内容(本当に過去問だけ?)

まとめ

  • 問題集、法令集、テキストが最低限必要。
  • テキスト以外にTACのサイトやYOUTUBEの動画も活用しよう。
  • 問題を解いて、テキストで確認。その繰り返し。
  • 問題を解くときは、1つ1つの選択肢について、正誤判断の根拠をいえるようにする。誤っている選択肢は、誤っている部分を修正して正しいものを作れるようにする。

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