この記事はこのような方に向けて書いています↓
一級建築士試験までに時間がない!手っ取り早く法規の点数を取れるようになりたい!
一級建築士試験の法規は大事って聞くけど、伸び悩んでる、、、
点数を伸ばしたい!
この記事の筆者は、2020年の学科試験で105点(125点満点)を獲得し、合格しています。合格点は88点でしたので、17点の余裕をもって合格しています。
学習期間は1年程度です。
独学での勉強だと不安がある人には、以下の記事が参考になると思います。
10万円以下の通信講座もあります。
一級建築士の独学には、模試の活用が重要です。模試についての記事もあるので参考にしてください。
【結論】法規を最短で攻略する方法
一級建築士試験の法規で最終的に目指すべき、最も効率の良い解き方は、以下の解き方です。
この解き方ができるようになるために実行すべき行動は、以下の5つです。
- 過去問演習で、問題を解くプロセスを身につけましょう
- 最低限の項目は、内容を覚えよう
- 代表的な法文の位置を覚えよう
- 法令集にマーキングしよう(線引きとは違う!)
- 同じ問題(特に、間違えた問題)を何度も解こう
↑これら5つの行動を、同時並行でやっていきましょう。
【法規の勉強を始める前に】法令集の線引きとインデックス貼りは人に頼みましょう
法規の試験は、解答時間が足りなくなることが多々あります。
素早く法令集を引くために、法令集の線引きと、インデックス貼りは必ず行いましょう。
以下の法令集には、線引き見本とインデックスが付属しています。
↓おすすめの法令集
法令集の線引きとインデックス貼りの注意点は、以下の通りです。
※法例集の線引き等は、必ず試験元のHPをご確認の上、自己責任で行ってください。
法規の1問にかけられる時間は3分。最初は時間を気にせず法令集を引こう。
一級建築士試験の学科Ⅲ法規の試験時間は105分(1時間45分)で、問題数は30問です。
単純計算で、1問あたり3分30秒の時間しかかけられません。
実際の試験では、難しい問題に時間を取られてしまうこともありますのでそれも考慮に入れて、1問あたり3分程度で解けるようになるのを目標にしましょう。
選択肢は4つあるので、1肢に1分かけていたら間に合わない計算となります。
ですので、すべての選択肢で法令集を引くのではなく、法令集を引く前に答えとなりそうな選択肢に当たりをつけて、確認のために法令集を引くようにした方が良です。
建建築士試験では、過去に出された問題が再び出されることがよくあるので、過去問演習をたくさんこなすことで、答えとなりそうな選択肢に当たりをつけることができるようになります。
とはいえ、最初は法令集を引くことに慣れるのが最も重要ですので、1問にかける時間を気にするよりも、時間をかけてでも自分の力で法令集を引いて、問題を解くことに重点を置くようにしましょう。
時間を気にするのは法令集を引くことに慣れてからにしましょう。
過去問演習で、問題を解くプロセスを身につけよう
法規の勉強法は過去問を解く以外にありませんが、過去問を解こうとすると、最初は、法令集のどこを探せば根拠となる条文があるかわからないと思います。
どうしてもわからないときは解答解説を見ましょう。
このときの注意点として、ただ解説を見るのではなく、解答の根拠となる条文を、実際に法令集を引いて確認しましょう。
その条文を引くに至るまでのプロセスを意識するのが重要です。
下に、筆者が問題を解いているときの、プロセスを示してみました。
慣れてくれば、目次やインデックスを使わなくても、簡単な問題なら根拠となる法文を引けるようになります。
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最低限の項目は、内容を覚えよう
一級建築士の法規の問題の中には、本番中に法令集を引かなくてもよいように暗記したほうが効率の良い項目があります。
具体的には、以下の4つです。
代表的な法文の位置を覚えよう
過去問を解く際に法令集を引きながら、法令集の構成をざっくり頭に入れるように意識しましょう。
法令集に乗っている法令は、ある程度規則性をもって構成されています。
法規の試験は時間との戦いなので、問題文の正誤判断の根拠となる条文がどの辺に書かれているのかを素早く推測できたら強いです。
例1:多くの場合、法律や政令の中に出てくる用語の定義を記した条文が、法律(政令)の一番最初付近に記載されています。(建築基準法では2条、施行令では1条)
例2:建築基準法の第2章には、個々の建物にのみ関わる規定(単体規定と呼ぶ。採光、換気、避難、構造関係など)が書かれている。第3章には、周りの建物や街の環境にも関わる規定(建蔽率、容積率、建物高さ制限、道路関係規定など)が書かれています。
構成が分かっていると、例えば「共同住宅の界壁の規定は、周りの建物に影響を与える規定ではないから、第3章ではなく、第2章に記載されている可能性が高いな。」という風に推測できるようになります。
詳細:【一級建築士 法規】法令集の構成を覚えてスピードアップ(法令集の引き方)
法令集にマーキングしよう(線引きとは違う)!
法規の問題を時間内に解き終わるためには、必要な情報を素早く判断し、見落としがちな条文を見落とさないように、法令集を作りこむ必要があります。
具体的には、以下の作業を行います。
- マーキングする法文のルールを自分で決めて、色分けできるところは色分けする(例:特定行政庁が許可をする際に建築審査会の同意が必要なものにのみ、緑の蛍光ペンでマーキングする)
- 自分がよく開くページ、場所を忘れがちな法令は、インデックスや目次や法文に蛍光ペンでマーキングすることで目立たせる
※注意:線引き見本で線引きしてあるところ以外のアンダーラインや目印は最低限にする
詳細:一級建築士の法規を時間内に解くには法令集にマーキングを!
※法例集のマーキング等は、必ず試験元のHPをご確認の上、自己責任で行ってください。
法規を最短で伸ばすには、簡単に点数につなげやすい分野を完ぺきにしよう
法規を最短で伸ばすには、まずは点数を取りやすい分野で点数を取れるようにトレーニングしましょう。
そうすることで、法規で点数を取っていくための感覚を身に着けることができます。
具体的には、以下の項目です。
詳細:【一級建築士法規】点数を最速で伸ばすコツ(簡単に伸びる分野あり)
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同じ問題(特に、間違えた問題)を何度も解こう
間違えた問題は、忘れたころ(数週間後)にもう一度解きましょう。
問題を解いていると、じっくり時間をかけて考えた問題でも間違っしまうことが結構あります。
管理人の経験上、そういう問題は、数週間後に同じ問題を解いた時にも同じ間違いをする場合が多いです。
逆に、1度正誤を判断できた選択肢は、今後同じ選択肢を見ても正しく正誤判断できる場合が多いです。
建築士試験では、過去に出された問題が再び出されることがよくあるので、過去問等で間違えた問題を繰り返し解いて頭に染み付かせることで、確実に得点力が上がっていきます。
参考:【独学者必見】一級建築士学科の勉強方法・内容(本当に過去問だけ?)
【試験本番】法規を時間内に解き切るために、試験中に意識すること
法規を時間内に解き切るためには、試験中の意識も大事です。
以下の項目を意識しながら、模試や問題演習、本番に臨むようにしましょう。
- 法令集を引く選択肢と、引かない選択肢を分ける
- 法規の問題の、解く順番をアレンジする
独学に行き詰った人へ:おすすめの予備校(10万円以下の講座もあります)
独学だと不安な人、独学に行き詰った人は、予備校や通信講座の利用も検討してみましょう。
安いものだと10万円以下で受けられる講座もあります。
予備校、通信講座の選び方は以下の通りです。
- 講座の質
- 金額の安さ
- 勉強時間の確保のしやすさ
詳細:【一級建築士】好コスパおすすめ通信講座・予備校を比較(ランキングで紹介)
まとめ
- 法令集の線引きとインデックス貼りは人に頼みましょう
- 過去問演習で、問題を解くプロセスを身につけましょう
- 最低限の項目は、内容を覚えよう
- 代表的な法文の位置を覚えよう
- 法令集を作りこもう
- 同じ問題(特に、間違えた問題)を何度も解こう
独学での勉強だと不安がある人には、以下の記事が参考になると思います。
10万円以下の通信講座もあります。
一級建築士の独学には、模試の活用が重要です。模試についての記事もあるので参考にしてください。
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