この記事はこのような方に向けて書いています
- 「一級建築士製図に必要な道具を知りたい」
- 「製図にあると便利な道具を知りたい」
本記事では・・・
- 一級建築士製図試験に必要な道具を紹介します
- 一級建築士製図の道具選びの注意点を解説します
- 時短するための道具を紹介します
一級建築士製図試験経験者である筆者が解説します。
(前提知識)製図試験の流れ
・問題文の読み取り:問題文の情報をマーカーで色分けし、優先順位を分かりやすくします。
・エスキス:建物の間取り等を考え、下書き用紙に図面の下書きをします。
・中間チェック:製図用紙に図面を書く前に、エスキスの内容が法令や問題文に適合しているかどうかをチェックします。
・製図:エスキスの内容を製図用紙に清書します。この時間をどのくらい短縮できるかによって、エスキスにかけられる時間(間取り等を考える時間)が変わってくるため、製図の時間の短縮はとても重要です。
・最終チェック:出来上がった図面が法令や問題文に適合しているかどうかをチェックします。
【一級建築士製図 道具】絶対に必要なもの
- 注意点1:用具を買うときに最も考慮すべきポイントは「時短」です。製図を早くできると間取りなどを考えるのに時間をかけることができ、製図を早くできるかどうかが合否にかなり影響するからです。この章では、各用具の時短のためのポイントも紹介しています。
- 注意点2:使えるものが指定されているので「建築技術教育普及センター」のHPで確認しましょう。
製図版
注意点:試験中に壊れないように信頼できるブランドを買いましょう。
電卓
注意点1:試験中に打ち間違えると致命的なミスをしかねないので、大きいやつにしましょう。
注意点2:メーカーによってキーの配置が異なるので、会社で普段使っている電卓と同じキー配置のものを買いましょう。
マスキングテープ・ドラフティングテープ
紙を製図版に固定するために必ず必要です。
製図用シャーペン
普通のシャーペンは先っちょが三角になっていますが、製図用シャーペンは先っちょが直線になっています。
先っちょが三角のシャーペンだと、定規で線を引くときにずれやすくなるので、先っちょが直線になっている製図用シャーペンを使いましょう。
0.5ミリと0.7ミリのそれぞれ1本ずつ持っていると、線の太さを書き分けるのが楽になります。
筆者は、柱を書くときだけ0.7ミリを使っていました。
太さの違うシャープペンは、ボディの色を変えて、試験中に迷わず見分けられるようにしておくのがおすすめです。
三角定規大
注意点:補助線を引くときに縦の線を一気に引くため、A2用紙の短辺長さ(42cm)よりも長いものを買いましょう。おすすめは45㎝の、角度30度の三角定規です。
三角定規小+テンプレート
シャーペンで線を引くときに定規がたわんで線がずれてしまうのを防ぐため、三角定規は、ある程度の厚さが必要です。厚さ2㎜程度で問題ありません。
三角定規とテンプレートがセットになった便利なものもあります!
三角スケール大
柱の位置を製図用紙に描いていくときに使うので、大サイズ(30㎝)のものを買いましょう。
注意点:エスキス用紙に限りがあるため、清書は1/200の寸法で描きますが、エスキスではその半分の1/400の大きさで描きます。1/400の寸法に対応していない三角スケールもありますので、購入の際に、必ず1/400に対応している確認しましょう。
ノック式の蛍光ペン
問題用紙の情報量が膨大なので、優先順位をつけて色分けしていくために蛍光ペンが必要です。
注意点:キャップを外す時間がもったいないので、ノック式の蛍光ペンを使うと時間短縮できます。
目立つ色のペン
最終チェック(製図完了後に、法令や問題用紙の要求に適合しているかどうかを確認していく)で、問題用紙のチェック済みの項目を塗りつぶしていきます
緑の蛍光ペンなどで良いかなと思います。
太いペン
エスキスの時に、柱や梁を□で描いていくと時間がもったいないです。目立つ色の太いペンがあると、柱や梁を点で描けるため便利です。
消しゴム
時間がもったいないので、消しゴムは1回も使わない覚悟で製図しましょう。
用具ケース
試験中に、道具を探している時間は一番無駄です。
用具はケースに収納し、都度片付けるようにしましょう。
机上箒
本番に製図用紙の上の消しカスや、シャー芯を掃くために使います。
筆箱
筆記用具を整理するのに必要です。
【一級建築士製図 道具】あると便利なもの
普段使いのシャーペン
図面を引くときは製図用シャーペンを使い、文字を書く時はこっちを使う人もいます。書き慣れているので使いやすいそうです
養生テープ
製図版を机に固定するために使う人もいます
穴あき手袋
手で図面を汚さないために使う人もいます
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