【モチベ維持と時間確保】二級建築士試験の勉強スケジュール|3ヶ月の独学で合格できる?

勉強方法
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二級建築士を独学で勉強する際のスケジュールを知りたい!

3か月の独学で二級建築士に合格できるの?

二級建築士の勉強をしているけど、時間が無いしモチベーションが続かない・・・

そんな悩みを解決します。

二級建築士の試験勉強をしていくうえで、まずはスケジュールを把握することが重要です。

この記事では・・・
  • 二級建築士試験に合格するためのスケジュールがわかります
  • モチベーションを保つ工夫を紹介します
  • 勉強時間を確保するための工夫を紹介します

この記事の筆者は、建築関係の会社で働いており、一級建築士試験の資格を持っています。(2021年に合格)

建築士試験の経験者だからこそわかる情報をお教えします。

二級建築士試験に合格するまでのロードマップを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

二級建築士試験に合格するために必要な勉強時間

二級建築士試験に合格するために必要な勉強時間は、500~1000時間と言われています。

総合資格学院や日建学院などの大手資格学校では、1~2月から学科対策が本格的に始まります。

学科の本試験は7月の最初なので、1~6月の6か月間を勉強期間と仮定すると、

  • 毎日3時間勉強する場合:勉強時間の合計は約550時間
  • 平日2時間、土日祝は5時間勉強する場合:勉強時間の合計は約550時間

独学で勉強する人も、1月には勉強をスタートし、毎日2~3時間くらいは勉強時間を確保するのがおすすめです。

 

学科に合格したら、設計・製図試験(9月中旬)までの約2か月半が、設計・製図の勉強期間となります。

設計・製図の勉強期間は、学科の時より勉強時間が増える人が多いです。
(学科と違い、製図は1課題解くだけで5時間かかります。そのため、まとまった時間を取りやすい土日祝の勉強時間が特に増えます。)

【学科試験】独学する場合の勉強スケジュール・勉強する順番

ポイント2つ|構造力学と建築法規が最優先

学科試験の勉強をするときのポイントは次の通りです。

学科試験を勉強するときのポイント
  • 構造力学と法規は、優先して学習する
  • 模擬試験は必ず受験する

構造力学と法規は、「暗記する」というよりは「解き方を身に付ける」タイプの科目です。

そのため一度解き方を身に付ければ忘れることが無く、得点源とすることができます。

だから構造力学と法規は、優先して学習するのがおすすめです。

 

また、模擬試験を受けると次のようなメリットがあるため、必ず受験すべきです。

  • 模擬試験を中間目標、本試験を最終目標とすることで、モチベーションを継続しやすい
  • 試験の緊張に慣れることができる
  • 他の受験生と比較した、自分のレベルを知ることができる

 

これらのポイントを踏まえて、ここから具体的なスケジュールを解説します。

学科対策の具体的なスケジュール・勉強する順番

具体的なスケジュール・勉強する順番は、次の通りです。

  • 1月:構造力学、法規の計算問題(建蔽率、容積率、高さ制限など)
  • 2月~3月前半:構造力学、法規(建築基準法)、計画、施工
  • 3月後半~4月:構造(全体)、法規(全体)、計画、施工
  • 4月下旬~6月:これまでと同様に過去問演習を継続しつつ、模試も受験する。模試の復習も行う。

大手資格学校のカリキュラムも、同じようなスケジュールとなっています。

具体的な勉強方法は、ひたすら過去問演習です。

勉強方法の詳細はこちらの記事で解説しています。↓
参考記事:【独学者も必見】二級建築士に短期間で合格するための勉強方法

勉強が得意な人なら学科は独学でも合格できる

ある程度勉強が得意な人なら、学科試験に独学で合格することも可能です。

大手予備校の受講生は1~2月から勉強を開始するので、遅くとも1月には勉強をスタートし、過去問を確実に理解していきましょう。

また、4月~6月には資格学校による模試が行われますので、受けられる模試はなるべく受けましょう。

独学では不安な人、効率よく短期間で合格したい人には、学校や通信講座の利用がおすすめです。

【設計製図】独学する場合の勉強スケジュール・勉強する順番

ポイント3つ|7月中に作図をマスター

設計・製図試験の勉強をするときのポイントは次の通りです。

設計製図試験の勉強をするときのポイント
  • 7月中に、「3時間で作図できるようになる」ことを目標にする
  • 見直しの時間を必ず確保するための時間配分を叩き込む
  • 添削を必ず受ける

多くの人は、学科試験(7月頭)が終わってから設計製図試験当日(9月中旬)までの2か月半で、設計製図試験の対策をします。

 

7月中に、3時間で全ての図面を完成できるようにトレーニングすることがおすすめです。

作図がいと、1つの課題を解くだけでも多くの時間を費やしてしまうため、勉強の効率が悪いです。

そのため、作図スピードを上げる練習は、早い時期に済ませておきましょう。

 

また、設計製図試験では、見直しの時間を確保することが重要です。

見直しの時間を確保するために、徹底した時間管理を身に着ける必要があります。

 

さらに、設計製図試験の対策では、添削を受けることが重要です。

添削が重要な理由はこちらで後述しています。

 

これらのポイントを踏まえて、ここから具体的なスケジュールを解説します。

設計製図対策の具体的なスケジュール

設計製図対策のスケジュールは以下の通りです。

  • 7月:作図練習(3時間での作図完成を目標)
  • 8月~試験当日:問題演習(課題文読み取り・エスキス・作図・計画の要点・見直し といった一通りのプロセスを5時間以内にできるようにトレーニングする)
  • 9月上旬:公開模試を受験する

大手資格学校のカリキュラムも、同じようなスケジュールとなっています。

課題文読み取り・エスキス・作図・計画の要点・見直し といった一通りのプロセスを、なるべく多くの回数こなして、時間管理を身につけましょう。

また、自分で問題を解いて作図したら、少なくとも2~3回は必ず、他の人から添削を受けましょう。
(添削が重要な理由は次のセクションで解説しています。)

設計製図試験の独学は難しい

学科試験と比べ、設計製図試験の独学は難しいです。

なぜなら、設計製図試験の対策では、添削を受けることが重要だからです。

添削を受けなかったら、法令違反や条件違反に関する知識が不十分なまま、本試験の日を迎えてしまう可能性が高いです。

添削を受けることで、自分では気づけなかった法令違反や条件違反を知ることができます。

添削はココナラ等でも依頼することができますが、信頼できる依頼先を探すのに労力が要ります。

そのため、添削が含まれている通信講座や学校を利用し、プロの添削を受けるのが一番おすすめです。

製図試験の独学について、詳細はこちらの記事をご覧ください。↓
参考記事:二級建築士の製図試験に独学で合格できる?

3か月の勉強で学科試験に合格できるか?

ネット上では、3か月の勉強で学科試験に合格している人も、ちらほら見かけます。

また、大手資格学校TACのカリキュラムも、勉強機関は4月~試験日(7月頭)までの3か月となっています。

 

しかし多くの人にとって、3か月独学で二級建築士の学科試験に合格するのは難しいです。

ライバルとなる他の受験生は、1月から学校に通って6か月かけて試験対策している人も多いです。

3か月の勉強では「勉強時間」がライバルに負けているし、独学では「得られる情報の量・質」がライバルに負けてしまいます。

 

よほど勉強が得意な人以外は、3か月の短期間で合格したいなら、通信講座・学校を利用して「得られる情報の量・質」だけでも確保したほうが良いです。

モチベーションを保つ方法

模試を受けよう

苦労して模試の点数が上がればモチベーションになりますし、模試の点数が低ければ自分にプレッシャーをかけることができます。

また、他の受験生と比べた自分の立ち位置を正しく認識することができます。

重要問題を何周も繰り返し解こう

重要問題を何周も繰り返し解くのが、一番早く点数を上げる方法です。

点数が伸び悩んだ時は苦手科目の重要問題を繰り返し解けば必ず点数が上がるので、メンタルを健康に保てます。

周りの人(同僚や家族友人)に、受験することをアピールしよう

周りにいる人(同僚や家族・友人)に、「今年、二級建築士に合格する!」と宣言するのもおすすめです。

周りの人に応援してもらいやすく、自分に対してのプレッシャーにもなるので、モチベーションが上がりやすいです。

時には息抜きも大切

頑張りすぎたらメンタルが参ってくるので、月に1回くらいは好きなことをして休みましょう。

小休憩のつもりがズルズルと時間を無駄にしてしまうことがないように、時間を決めて休憩しましょう。

休憩を取る際は、休憩後の勉強をすぐに始められるような準備をしてから休憩に入ると、スムーズに勉強を再開できます。
(次に勉強する問題集と解答用紙、筆記用具をを机の上に準備しておく 等)

休養日(毎週○曜日は一切勉強しない など)を自分で決めてしまうのも、オン・オフをはっきりさせることができるのでおススメです。

勉強時間を作る方法

職場・会社で勉強する

職場・会社で勉強するメリットは3つあります。

職場・会社で勉強するメリット
  • 建築士試験を受けることが同僚に知られるので、良い意味で自分に対してのプレッシャーがかかる。
  • 二級建築士の受験に向けて頑張っている姿を同僚や上司に向けてアピールすることができるので、応援してもらいやすくなり、過度に仕事を振られにくくなる。
  • テレビやゲームなどの誘惑がない状態で勉強でき、仕事モードからスムーズに勉強モードに切り替えられる

間違えた問題を写メにとり、隙間時間に眺める

間違えた問題を写メにとり、隙間時間に眺めるのもおすすめです。

隙間時間を有効活用することができ、勉強の習慣化にもつながります。

移動時間に音声を聞く

車や電車で移動する際に、音声を流しっぱなしにして学習します。
(※安全運転には注意してください)

移動時間が長い人に向いています。

次のような方法があります。

音声で学習する方法
  • YouTubeで公開されているコンテンツを利用する(「二級建築士 聞き流し」等で検索)
  • 自分で録音するか、知人に録音してもらう
    (「選択肢の文」と「答え(〇か×)」を録音すればよい)
  • 通信講座の講義を聞く
  • 通信講座・学校によっては音声教材があるため、利用する

隙間時間にできるトレーニングを考える(設計製図対策)

設計製図試験は、1課題を解くのに5時間かかるため、まとまった時間が無いと勉強しにくいです。

そのため時間を工夫して使えるかどうかで、勉強の効率に差が出やすいです。

私が製図試験を受けたときは、以下のような工夫をしていました。

  • 土日祝など時間を好きに使えるときは、課題の読み取りからエスキス、作図まで通して練習する。
  • 仕事終わりは、「課題の読み取りとエスキスだけ」「作図だけ」など、2~3時間でできるトレーニングをする。
  • 昼休みなどの隙間時間は、「計画の要点の記述内容の勉強」「家具レイアウトの作図練習」「階段の作図練習」など短時間でできるトレーニングをする。

まとめ

まとめ
  • 学科試験対策では構造力学と法規を優先して学習する
  • 設計製図試験対策では「時間管理を身に付けて見直しの時間を確実に確保する」のが大事
  • 時間を確保し、モチベーションを保つための工夫をしよう

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