【二級建築士】TACの講座は他の大手より安いけど大丈夫?|評判・口コミを建築士が検証

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TACの二級建築士講座は他の大手より安いけど、本当に合格できるの?

TACの二級建築士講座の口コミ・評判は良いの?

TACには「総合本科生」と「本科生」、「教室講座」と「Web講座」があるけど、どんな風に違うの?

そんな悩みを解決します。

TACは総合資格学院や日建学院と並んで、建築士資格を扱っている学校の大手ですが、金額が他の2社より安いので合格できるか不安に思う人もいるでしょう。

この記事の筆者は一級建築士の資格を持っています。

建築士試験を受験した経験を踏まえて、TACについて検証します。

TACの一番の特徴は、「合格するための要点がまとまった教材・講義を、リーズナブルな価格で提供している」ことです。

この記事で分かること
  • TACの二級建築士講座が安い理由と、安くても合格できる理由を解説します
  • TACの口コミ・評判を検証します
  • TACがどんな人におすすめか、解説します
  • TAC二級建築士講座の各コースの違いを解説します
まずは無料体験入学、公開セミナーから
資格の学校TAC

TAC以外の講座も比べてみたい方や、製図講座を探している方は、こちらの記事もご覧ください。

  • 学科対策:最安46,000円~
  • 製図対策:最安121,000円~
  • 学科製図セット:最安88,000円~

TAC二級建築士講座の特徴・基本情報

TACの二級建築士講座は、

  • ちょうどよい分量の教材や講義
  • 大手の資格学校だけど金額がリーズナブル
  • 勉強を続けやすい環境を作ってくれるけど、良い意味で放任主義

以上のことが大きな特徴です。

そのため、「多忙だけど自分で勉強机に向かえる人」や「大手の資格学校の方が安心感があるけどなるべく安く済ませたい人」におすすめです。

TACの二級建築士 学科対策講座の要点

二級 学科本科生
  • ベーシック(標準)な学科対策コース
  • 3月開講(勉強期間は約4か月)
  • 通常価格:税込198,000円(25歳以下は税込154,000円)
  • 教室講座でもWeb通信講座でも金額は同じ
  • 製図講座と同時に申し込むと受講料を¥22,000円割引
二級建築士 総合学科本科生
  • 構造力学と法規を2周できるコース
  • 1月開講(勉強期間は約6か月)
  • 通常価格:税込264,000円(25歳以下は税込220,000円)
  • 教室講座でもWeb通信講座でも金額は同じ
  • 製図講座と同時に申し込むと受講料を¥22,000円割引

TACの二級建築士 設計製図対策講座の要点

ニ級 設計製図本科生
  • 学科試験後から準備を始める標準の設計製図対策コース
  • 7月開講(勉強期間は約2か月)
  • 教室講座通常価格:税込220,000円(25歳以下は税込198,000円)
  • Web通信講座通常価格:税込143,000円(25歳以下は税込121,000円)
  • 学科講座と同時に申し込むと受講料を¥22,000円割引
二級 総合設計製図本科生
  • 課題発表前(学科試験前)から勉強を始め、課題発表までに図面を作図する力の習得を目指す
  • 2月開講(勉強期間は約6~7カ月)
  • 教室講座通常価格:税込242,000円(25歳以下は税込220,000円)
  • Web通信講座通常価格:税込165,000円(25歳以下は税込143,000円)
  • 学科講座と同時に申し込むと受講料を¥22,000円割引

TAC二級建築士講座の口コミ・評判を検証

口コミ・評判まとめ

  • 料金がリーズナブル
  • カリキュラムや教材が、コンパクトだけど十分な内容
  • 課題の量も適正
  • 分量がちょうど良いので仕事と勉強の両立がしやすい
  • webフォローが付いており、講義を倍速で聞いたりできる
  • 授業が分かりやすかった

公式サイトに掲載されている多くの口コミを要約すると、以上のような内容でした。

他の資格学校と比べ、課題や教材の分量がちょうどよい」「webフォローが便利」といった点を評価するコメントが特徴的でした。

参考:TAC公式サイト

TACの受講料が安い理由

TACの受講料が安い理由
  • 営業マンや広告費などは、できるだけ節約している
  • 出席促進や本試験の願書提供はせず、受講生を管理する経費を節約している
  • 多くの資格を扱っているため、受講料の適正価格を知っている

建築士ではない別の資格ですが、私もTACを利用したことがあります。

TACの先生は、授業は分かりやすくて相談にも親身に乗ってくれますが、欠席したときも過度な干渉はして来ず、丁度よい距離感だった記憶があります。(良い意味で放任主義)

「広告費などの資格合格に直接関係しない無駄な費用を削り、教材や講義・カリキュラム作りに集中投資している」点が、TACの受講料が安い理由です。

そのため受講料が安くても教材や講義の質は高く、試験に合格できる力を身に着けることができます

どうしてこんなに低価格なの?

  1. これが適正な受講料
    TACは建築士のみならず、公認会計士・不動産鑑定士・公務員等、多数の資格を扱っているからこそ、資格指導の受講料の適正な価格を知っています。
  2. 営業マンや広告費などをできるだけ節減!
    受講生を募集するための経費が膨大になれば、受講料も高額にせざるを得ないでしょう。しかし、これは受講生の望む姿ではありません。余計な経費を減らし、良質な講座を提供することが、何より受講生の支持を受ける最良の方法であると考えます。
  3. 受講生を管理するための経費は、できるだけ節減!
    TACでは、受講生の出席促進や自習状況の過剰な管理など、本来の教務に直接関係のないサービスはいたしません。そうした経費は削減し、本来の教務に経費を集中させることが、真剣に学習する受講生のためだと信じています。

引用元:TAC公式サイト「TACの学科対策が選ばれる理由」

TACが向いている・おすすめな人

ここまで解説してきたTACの特徴や口コミ・評判を踏まえると、TACの二級建築士対策講座は以下のような人に向いている/おすすめです。

TACが向いている/おすすめな人
  • 仕事や家庭のことで多忙な人
  • 大手の学校が安心できるけど、金額はリーズナブルに済ませたい人
  • 自分のペースで勉強したい/自分で勉強机に向かえる人

仕事や家庭のことで多忙な人

TACの二級建築士講座は、合格するために必要十分な、ちょうどよい分量の課題・教材が魅力です。

詰め込み型ではなく、コンパクトながらも要点がまとめられた課題・教材で勉強できるので、忙しい人でも試験範囲を網羅することができます

そのため仕事や家庭のことで多忙な人におすすめです。

大手の学校が安心できるけど金額はリーズナブルに済ませたい人

前章で解説したとおり、TACは試験合格に関係が少ない無駄な経費を抑えているので、大手の資格学校でありながらリーズナブルな価格を実現しています。

そのため、大手の学校が安心できるけど、金額はなるべく安く抑えたい人におすすめです

自分のペースで勉強したい/自分で勉強机に向かえる人

TACでは授業への出席や自習状況などに対して放任主義で、過剰な干渉は行われません。

建築士ではない別の資格ですが、私もTACを利用したことがあります。
TACの先生は、授業は分かりやすくて相談にも親身に乗ってくれますが、過度な干渉はして来ず、丁度よい距離感だった記憶があります。

そのため、自分のペースで勉強したい人におすすめです。

また、誰も勉強を強制してこないので、自分で自分をコントロールして勉強机に向かえる人に向いていると言えます。

「本科生」と「総合本科生」の違い

学科本科生と総合学科本科生の違い

「二級 学科本科生」は、ベーシック(標準)な学科対策コースです。

本講義(72回)、総まとめ講義、各種模試やテストが含まれています。

 

それに対して「二級 総合学科本科生」は、基礎講義(48回)と確認テストを受けた後に「二級 学科本科生」と同じカリキュラムとなります。

48回の基礎講義では、特に「構造力学」と「法規」の講義回数が多く、力が入れられています。

構造力学と法規は、とっつきにくいけど身に着ければ安定して得点が取りやすい分野です。
そのため、構造力学と法規を重点的に学べる「二級 総合本科生」は、初めて二級建築士試験を受ける人におすすめです。

二級 学科本科生二級建築士 総合学科本科生
開講時期3月
(勉強期間は約4か月)
1月
(勉強期間は約6か月)
通常価格税込198,000円
(25歳以下は税込154,000円)
税込264,000円
(25歳以下は税込220,000円)
学科本科生と総合学科本科生の違い

設計製図本科生と総合設計製図本科生の違い

「ニ級 設計製図本科生」は、7月の学科試験後から設計製図の勉強を始め、9月の設計製図試験での合格を目指すコースです。

それに対して「二級 総合学科本科生」は、設計製図課題の発表前(学科試験前)までに作図の力を身に着けたうえで「二級 設計製図本科生」に合流するコースです。

ニ級 設計製図本科生二級 総合設計製図本科生
開講時期7月
(勉強期間は約2か月)
2月
(勉強期間は約6~7カ月)
通常価格(教室受講)税込220,000円
(25歳以下は税込198,000円)
税込242,000円
(25歳以下は税込220,000円)
通常価格(Web受講)税込143,000円
(25歳以下は税込121,000円)
税込165,000円
(25歳以下は税込143,000円)
設計製図本科生と総合設計製図本科生の違い

教室受講とWeb受講の違い

学科講座の場合、教室受講とWeb受講で特段の違いはありません。

金額も同じで、途中で受講方法(教室受講/Web受講)を変更することもできます。

 

設計製図講座の場合、教室受講とWeb受講とでは、添削を受けられる回数が違います。

「設計製図本科生」の場合、教室受講では7課題の添削が受けられ、Web受講では4課題の添削が受けられます。

Web受講は添削を受けられる課題数が教室受講よりも少ないため、価格もWeb受講の方が教室受講よりも安いです。

まとめ

  • TACの一番の特徴は、「合格するための要点がまとまった教材・講義を、リーズナブルな価格で提供している」こと
  • 広告費などの資格合格に直接関係しない無駄な費用を削り、教材や講義・カリキュラム作りに集中投資しているので、TACは価格が安い
  • 「多忙だけど自分で勉強机に向かえる人」や「大手の資格学校の方が安心感があるけどなるべく安く済ませたい人」におすすめ
まずは無料体験入学、公開セミナーから
資格の学校TAC

TAC以外の講座も比べてみたい方や、製図講座を探している方は、こちらの記事もご覧ください。

  • 学科対策:最安46,000円~
  • 製図対策:最安121,000円~
  • 学科製図セット:最安88,000円~

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