【建築学科】図面、設計課題を早く仕上げるアイデア集

建築学科
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この記事はこのような方に向けて書いています

  • 「大学の建築学科の設計課題が終わらない」
  • 「設計課題、図面を早く終わらせたい」
  • 「とにかく設計製図の単位が欲しい」

この記事では、、、

  • 大学の建築学科の設計課題、図面を早く終わらせるアイデアを紹介します。

早稲田大学の建築学科に通い、高校時代とのあまりものギャップに挫折しかけたものの、なんとか留年せず卒業した筆者が解説します。

また、筆者は建築士試験の製図試験を勉強中であり、製図の過程を設計課題に生かせると思ったので、それについても解説します。

【前提】できれば、設計製図課題にはちゃんと取り組もう。でも提出しないよりは、多少ズルしてでも提出した方が良い。

できるのなら、設計製図課題にはちゃんと取り組みましょう。

建物を好きに設計できるのは学生の特権です。

仕事での設計はお客さんの意見に沿わなければならなくなります。

でも、毎回ちゃんと取り組むのは時間も労力も掛かってしょうがないという人、期限ギリギリな人、とにかく単位が欲しい人は、この記事を参考にしてください。

提出しさえすれば単位はもらえるし、難しい採点基準により落とされることもないので、どんなに完成度の低い作品でも提出しないのは損です。

知っている建物や地元の建物で、作図や模型製作が簡単そうな形のものを参考にして設計する

完璧に再現すると、著作権的にまずい可能性があるので、おぼろげな記憶のままで再現するようにしましょう。

コンセプトも、周りの人と似た感じのありふれたものになって全然問題ないです。

(たくさんの人が採用しているありふれたアイデアの方が、課題に取り組みやすいはずです)

寸法を決めておく。一般的な寸法を紹介します

  • 階高4m(階高は1階床から2階床、2階床から3階床までの高さ)
  • 天井高2.5m (人が継続的に使う部屋は、最低でも天井高2.1m必要。課題なら無理に守らなくて良い)
  • 扉の高さ2m
  • 窓は床から1.1mの高さに設置(落下防止のため。無理に守る必要はない。模型や図面では1mで作ればよい)、1m弱×2m弱の引き違い窓を標準
  • バルコニーの手すりは1.1m以上の高さにしよう
  • 部屋の寸法は、壁芯(壁の中心間の距離)で、1mグリッドで考える(3×4m、4×5m等)
  • 1畳は2㎡くらいなので、6畳間で12㎡くらい(3m×4m)
  • 階段は外付けにすると楽(正方形や長方形の平面を作り、階段室(6m×3mくらい)を外にくっつける
  • 柱は、6か7mスパンで設置していき、邪魔なところは抜けば良い

場合によっては手書きの方が速い。フリーハンドを活用しよう

一級建築士試験の製図では、2時間半で図面を完成させます。

いつもCADで図面を書いている人は、1度手書きで描いてみたら、そっちの方が速いかもしれません。

このとき、短い線などは定規を使わずフリーハンドで書き、細かいズレやブレは気にせずに製図を進めていくことが、早く書くコツです。

課題文さえ満たして、必要図面が全部あれば提出できます。

課題分に明示されていない内容は、はっきり言って、やらなくても大丈夫です。

拘りたくない場合や急いでいる場合は、課題分に要求されていない内容を無理にこだわる必要はありません。

ただし、課題分に書いてある内容(必要な室や、必要な図面)が不足していたら提出させてもらえないので、課題分に書いてある内容は守り、必ずチェックしましょう。

建築士試験の設計製図試験の進め方、工夫が設計課題に使えるかも

【参考までに】建築士試験の設計製図の時間配分

一級建築士設計製図の試験では、6時間半で問題文の読み取りから作図まで終了させます。

そのうち1時間は記述、30分は課題文の読み取りに使い、30分をチェックに使うため、4時間半でエスキスと作図を済ませます。

大学の課題は、建築士試験より、課題からの制約が少なく、法規の制約がないため、頑張れば必ず4時間半以内に終わります。

数回は授業時間内にエスキスの時間があるはずなので、そこでプランが決まっていれば、作図にかかる時間は、頑張れば手書きで2時間半くらいに抑えられます。

建築士試験製図の流れ(チェックと記述は省略)

課題文読み取り

課題文を読み、必要な室とその面積、問題文の重要箇所(室をどの方角に向けて配置するか等)にアンダーラインを引きます。

エスキス

建築士試験では5ミリ方眼の紙を使います。(1/200なら1mが5ミリになります。1/100なら1mが1センチになります)

必要な室の面積から建物全体の面積を算定し、建物の外形を作り、その中に室を配置していきます。

必要な室面積の合計×1.6くらいの面積を、建物の外形の面積にするとゆとりをもって設計できます。

外形が決まったら、面積の大きい室から入れていきつつ、6m×6mや6m×7m、7m×7mスパンくらいで柱を配置していきます。

全ての室に、できれば廊下から、無理なら他の室から入れるようにしましょう。

大きい部屋や、吹き抜け、屋上庭園は、端に置いた方が収まりやすいです。

広い部屋を作るときに邪魔な柱は、1本くらいは抜いて大丈夫です。

作図

エスキスを見ながら、作図していきます。

柱→壁→それ以外(家具など)の順番に作図していきます。

柱を全部書いた後、薄い線で壁を下書きし、そのあと壁を書いていきます。

下書きの線は、壁を書いた後は目立たなくなるので、特に消したりはしません。

長い線を引くときは定規を使いますが、短い線や階段の段などは、フリーハンドで描いてもそんなに汚くはならないので、普通にフリーハンドで描きます。

壁は2重線で描きますが、窓ガラスやドアは単線で描きます。

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