この記事はこのような方に向けて書いています↓

大学の建築学科がブラックすぎて病みそう、、、

建築学科で留年しそう、、、
大学の建築学科がブラックすぎたときの対処法を紹介します⇨ 心を病まないようにほどほどに頑張れば必ず留年せずに卒業できます。
早稲田大学の建築学科に通い、高校時代とのあまりものギャップに挫折しかけたものの、なんとか留年せず卒業した筆者が解説します。
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【前提】通い始めたのであれば卒業しておきたい
建築学科をやめたい人でも、大学に入学した以上、すべての単位が最低評価だったり、学科を変更したりしたとしても、大卒はゲットしておいた方が良いです。
その理由を、卒業するメリットと、中退するデメリットとしてまとめました
建築学科を卒業するメリット
- 就活で応募できる企業の幅が広い
- 最短の実務経験年数で一級建築士になれる
- コネ入社できる可能性がある
建築学科を留年・中退するデメリット
- 学費がかかる、または無駄になる
- 就活で不利に働く
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい↓
卒業するためのモチベーションを上げるためにも、中退するデメリットを理解しておきましょう。
建築やめたい時の対処法 マインド編
- 高校までとは評価の軸が違うことを知ろう
- 大学と社会でも評価の軸が違うことを知ろう
- 友だち(信頼できる人)を複数カ所に作ろう
- まずはテンションが上がる環境を整えなければ、頭が回らず解決策は浮かばない
- 卒業することに全振りするという選択もアリ
高校までとは評価の軸が違うことを知ろう
建築学科以外の学科でも言えることですが、大学に入ると、高校よりも評価の軸が多様化します。
そのため、大学では、学科によっては高校までとは異なる軸で評価され、例えば勉強は苦手だがプレゼン力や提案力のあるひとが評価されて目立つようになったりします。
高校まで勉強が得意で褒められることが多かった人は、大学に入ると急に評価されなくなったように思い、戸惑う人もいるかもしれません。
しかし、高校では褒められていたのに大学で急に褒められなくなったのは、あなたが無能だからではなく、単に高校までで評価されやすかったことと、大学で評価されやすいことが一致していないだけです。
もし大学での1つの授業での評価軸が自分に合っていなかったら、その苦手な授業に対する頑張りはほどほどにして、自分の得意なところで勝負できるように頑張るのも1つの手段です。
大学と社会でも評価の軸が違うことを知ろう
高校と大学で評価される軸が違うのと一緒で、大学から社会人になった時も、評価される軸が増えます。
そのため、企画力が評価されやすい会社もあれば、黙々と仕事をした方が評価されやすい会社もあります。
自分が得意なフィールドを選んで仕事に就けば、力を十分に発揮できるようになるので、大学時代にあまり評価されなかった人も、社会人になった途端に伸び伸びと仕事ができるようになったり、成功したりします。
例えば、大学時代まではすぐに人と打ち解けられるようなコミュ力が評価されることが多いですが、社会人で必ず必要とされるのは、自分の考えを正確に他人に伝え、他人の考えを正確に聞き取ったり読み取ったりすることができるという意味のコミュ力です。
人づきあいが苦手だという人も、人生諦める必要はありません!人づきあいが苦手でも自分が評価されやすいような仕事を探せばよいだけですから。
筆者自身も人とすぐに打ち解けられるようなコミュ力はありませんが、現在の仕事ではストレスなく仕事しています。
友だち(信頼できる人)を複数カ所に作ろう
友だち(信頼できる人)を同じコミュニティに複数人作るのではなく、複数カ所のコミュニティで1人ずつ作るのがおすすめです。
例えば、学科に1人、第2外国語のクラスに1人、サークルに1人みたいな感じです。
兄弟や親でも、バイト先でも、常連のお店でも、シェアハウス仲間でも、ネット仲間でも構いません。
極端に言うと建築学科で落ちぶれてしまい居心地が悪くなっても、他にも居場所があることが心の支えとなり、気に病みすぎずに楽しく過ごせます。
また、違うコミュニティに友だちがいると、建築学科での悩みに対して、全然違う視点からアドバイスがもらえたりします。
まずはテンションが上がる環境を整えなければ、頭が回らず解決策は浮かばない
挫折したり、気分が上がらないときは、まずは環境や行動を変えてみることが必要です。
人の感情は案外、おかれている環境や行動に左右されるものです。
気持ちが沈んだまま良い解決策を考えるのは効率が悪いです。
まずはテンションが上がる行動をしたり、環境を整えたりすることが重要です。
環境を変えると言っても、家を引っ越したり転校したりするのではなく、以下のような小さな変化をお勧めします。
- 食事を変える
- 布団を変える
- 人と話す
- 運動する
また、気分転換に新しいことにチャレンジするのもおすすめです。
筆者は20年と少ししか生きていませんが、日本はエンタメも交通網も充実しており、世界中のどこにでも行けるようなパスポートもすぐに取得できるため、探せば探す分だけ楽しいことが見つかります。
参考に、大学時代に暇を持て余しまくっていた筆者おすすめの趣味の例を紹介します。
参考:【思っていたよりも暇だった大学生へ】無趣味な人へおすすめの趣味
卒業することに全振りするという選択もアリ
だと思います。
つまり、授業は最低限の出席日数で、テストで最低限の点数を取り、提出物は最低限のクオリティで期限を厳守して提出するということです。
良い成績や、良い作品は望みません。
もちろん、もし余裕があるなら、良い成績を取ったり良い作品を作るために努力するに越したことはありません。
しかし、もし余裕がないのであれば、「卒業」だけを目的に据えることで、やるべきことが限定されます。
もし、設計や建築が、正直あまり好きになれないなら、大学は卒業のために最低限頑張り、自分が楽しいと思えることに時間を費やすのも全然アリです。
次章以降で、「卒業」に全振りするためのコツを紹介します。
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建築やめたい時の対処法 実践編 「卒業」に全振りするには
- 課題やレポートは、クオリティが悪くも提出期限を守ろう
- 課題は期限に遅れても、なんとか出そう、期限を守れない時は交渉しよう
- 授業には、出席数が足りるように出よう、出席したら、何回かはちゃんと聞こう
- 試験勉強は、過去問を仕入れ本気を出そう
- 真面目な人と友だちになろう
課題やレポートは、クオリティが悪くも提出期限を守ろう
期限を守るのはめちゃくちゃ大事です。
課題やレポートが好きだったらこだわりまくっても良いですが、そうでなければ、最低限のルールを守って期限内に出すということを目標にした方が上手くいきやすいです。
もし今すぐ課題を提出すると半端なく低クオリティだとしても、一旦落ち着いて、期限を守れないことによる減点と、遅れて提出してクオリティを上げることで貰えるかもしれない加点を、感覚的に計算して比べてみましょう。
自分の課題に相当自信がある人以外は、低クオリティでも期限内に提出した方がダメージは少ないはずです。
課題は期限に遅れても、なんとか出そう、期限を守れない時は交渉しよう
どんなに頑張っても課題やレポートの提出期限に間に合わない時は、期限外提出がないかどうか調べ、その期限までにはクオリティを落としてでも出しましょう。
変にクオリティに拘って期限を過ぎてしまうのは、本当にメンタルに悪いです。
早めに出してプレッシャーから解放されることが、メンタルを健康に保ち、それなりの評価をもらうコツです。
どうしても期限内に提出出来ない時は、先生に交渉すれば期限を遅らせてもらえる場合も多いです。
授業には、出席数が足りるように出よう、出席したら、何回かはちゃんと聞こう
授業の出席日数は必ず守りましょう。
テストの点が悪くて再履修ならまだ良いですが、出席日数が足りずに再履修するのは、本当に時間がもったいないです。
新学期の授業は、最初の数回には自分で出席するか、友だちに出席してもらう、授業のシラバスを読み込む等して、どのくらいサボれるのか正確に把握しましょう。
もちろん全ての授業に出席するのが理想ですが、なかなか理想通りにはいきませんよね、、、
最低基準を理解することで、もし休み過ぎてしまった時の保険になります。
また、せっかく授業に出たのであれば、数回は先生の話をちゃんと聞き理解しましょう。
1回でもちゃんと聞いておけば、レポートや試験が記述式だった際に、「ちゃんと聞いてましたよ」ということをアピールできるため、点数が上がったり単位をもらいやすくなります。
試験勉強は、過去問を仕入れて本気を出そう
試験で過去問は必須です。
もしあなたが授業を真面目に受けていないなら尚更、なんとか手に入れましょう。
過去問を解けるまで勉強して内容を理解すれば試験も解けますし、過去問が解けたけど試験が解けなかった場合は、解けた人の方が少ないので、相対的に出来が良ければ単位はもらえます。
試験の点数の下位約3割にさえ入らなければ、点数が15点でも10点でも単位が取れる場合が多いです。(もちろん出席日数が足りなければ落とされます)
試験の点数の方が、課題の出来よりも、単位をもらえるかどうかの重要な判断基準になる授業は多いです。
得意な友だちから教わるのもおすすめです。
何がなんでも下位3割に入らない程度の点をを取れるように勉強しましょう。
真面目な人と友だちになろう
授業を真面目に聞いている人と友だちになると、試験勉強の時に教えてくれたり、先生が授業中にしか言わない重要な情報を持っていたりします。
ただ、お互い様の関係でなければ、友だち関係は長続きしません。
表面的な関係だと、些細な情報を教えてくれても本当に重要な情報は隠したりされます。
自分もその友だちの役に立てるように、しっかり誠意を持って接しましょう。
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建築学科で進級し、卒業するのは他の学科より難しくはない理由
心を病まない程度にほどほどに頑張れば必ず留年せずに卒業できます。
その理由は↓のような感じです。
- 課題の期限がガバガバ
- 試験が比較的簡単
- 救済措置がしっかりしている
課題の期限がガバガバ
課題を期限内に出せないひとが多いため、期限外提出や、期限外の更に期限外提出が設けられていることも多いです。
試験が比較的簡単
正確に言うと、試験自体は難しい場合でも、試験で下位3割に入らないのは比較的簡単です。
サークルやバイトに全てを捧げている人や学校に全然出てこない人が一定数はいます。
試験の下位3割の多くを占めているのは、サークルやバイトに全てを捧げている人や学校に全然出てこない人です。
授業に最低限出席して、最低限の試験勉強をすれば、下位3割には入らないので、単位が取れます。
救済措置がしっかりしている
やむを得ず不登校になる人が一定数いるため、救済措置がしっかりしています。
救済措置を最大限に利用し、取れたはずの単位を落とさないようにしましょう。
また、基本的に教授も職員も、できることなら生徒に単位をあげたいと思っています。
現在不登校の人も、もし進級する意思があるならば、教授や職員に、進級する方法を相談してみましょう。
必ずあなたのために動いてくれます。
建築学科で挫折する人の特徴
・真面目過ぎる
真面目さは大事ですが、度を超えると足かせになります。
大学以降は、まじめに取り組むものを取捨選択して、重要度の低いものをテキトーにこなす力も結構重要です。
・高校時代まで勉強が得意だった人
評価軸が変わり勉強以外のことで評価が低かった時に間に受けやすいと、辛いです。
誰にでも得意不得意があることを認識するだけで楽になります。
・絵やプレゼンが苦手な人
絵やプレゼンがめちゃくちゃ得意な人は評価されやすいので、苦手な人で自信を亡くしている人もいるかもしれません。
絵やプレゼンの得意さも、評価軸の1つに過ぎないので、気にしすぎないようにしましょう。
・完璧主義な人
全てにおいて完璧主義だと疲れてしまうし、うまくいきません。
ただ、少ない得意な分野に対しては完璧主義でなければ、なかなか結果を出すことはできません。
苦手な分野はほどほどに頑張り、得意な分野で本気を出すように心がけましょう。
【学科(学部)変更するなら】変更の決断は早めにしましょう
どうしても建築学科・建築学部をやめたいなら、学部(学科)の変更という選択肢も考えてみましょう。
もし大学を中退したら今後の人生でマイナスとなる可能性が高いですが、学科変更をして変更先の学科を卒業すれば、今後の人生でマイナスにはなりにくいです。
ただし、学部学科の変更の決断は早め(1年生修了時期または2年生修了時期)にしましょう。
なぜなら、3年生以上の修了時期に学科を変更しようとすると、そもそも大学の制度が学科変更に対応していない場合が多いからです。
また、学年が進むにつれ専門性が上がっていくため、遅い時期に学科を変更しようとすると、変更先の学科の専門知識を学び直すのに苦労します。
建築学科をやめたい原因別の対処法
- 同級生や教授が合わない⇨学校の目立っていない同級生にも目を向けよう/「学校は卒業のためだけに通う」と割り切ろう
- 忙しすぎる!課題が全然終わらん!⇨設計や図面を楽に終わらせる方法を紹介します
- 授業がわからん!⇨建築士のテキストがわかりやすくておすすめ
- 卒業して就職してからもブラックなんじゃないの?・・・⇨建築学科出身者を歓迎する企業は、建築業界以外にも意外と多い
同級生や教授が合わない⇨学校の目立っていない同級生にも目を向けよう/「学校は卒業のためだけに通う」と割り切ろう
「建築学科の周りの人は意識が高すぎてついていけない!」「教授は何が言いたいのか全然わからない!」と思っている人って結構たくさんいるのではないでしょうか。
建築学科では、どうしてもプレゼンが上手な人や絵が上手な人、独特のセンスがある人が目立つので、そう言った人たちに目が行きがちです。
しかし、冷静に考えてみれば、そう言った目立つメンバー以外にも、たくさんの人がいるわけで、あなたと同じように「建築は自分にちょっと合わないかも、、」と思っている人も少なからず居ます。
そういった、どちらかというと”目立っていない”人たちと友達になっておくと、授業に出席したりする時のモチベーションになります。
また、建築学科以外に居場所を作って、建築学科はあくまで「卒業するために通う場所」だと割り切ってしまうのもアリです。
筆者の場合、建築学科に友だちは全然いませんでしたが、他の学科には割と友だちが多かったです。
忙しすぎる!課題が全然終わらん!⇨設計や図面を楽に終わらせる方法を紹介します
建築学科に特徴的なものとして、設計課題や模型製作などがあります。
建築をやめたいと思っている人のほとんどは、設計課題や模型製作が原因なのではないでしょうか。
これらの課題には、明確な答えがあるわけではなく、完成があるわけではないため、時間がかかってしまいがちです。
設計や図面を楽に終わらせる方法を紹介しますので、参考にしてください。
あくまで、クオリティはそこそこに、あまり時間をかけずに完成させるためのアイデアです。
- 知っている建物や地元の建物で、作図や模型製作が簡単そうな形のものを参考にして設計する
- 毎回の課題で用いる寸法を決めておきましょう。(階高は4m、天井高は2.5mなど)
- 製図は、場合によっては手書きの方が速い。フリーハンドを活用しよう。
- 課題文さえ満たして、必要図面が全部あれば提出できます。
- コンセプトやテーマは、ありふれたものでOK
- 部屋を配置する前に廊下を配置する・大きい部屋は入り口から遠い場所や端に配置する 等のテクニックを使うと、プランを素早く決められる
また、そもそも、建築学科は学業面での忙しさをコントロールしやすい学科です。
なぜなら、建築学科を忙しくしている一番の要因は設計課題であり、設計課題には明確な正解がないため、最低限のクオリティでも授業の単位を取ることができるためです。
参考:大学の建築学科は本当に忙しいのか【建築学科の生活を紹介】
授業がわからん!⇨建築士のテキストがわかりやすくておすすめ
大学の教授の説明って、びっくりするくらい頭に入ってきませんよね!
そんな時は二級建築士のテキストを買って勉強するのがおすすめです。
大学の授業で扱う内容は、基本的には建築士のテキストに収録されています。
大学の授業で扱う内容が収録されていないような場合でも、建築士のテキストに収録されている知識が土台となり、大学の授業内容を理解しやすくなります。
卒業して就職してからもブラックなんじゃないの?・・・⇨建築学科出身者を歓迎する企業は、建築業界以外にも意外と多い
「建築学科がブラックだから、就職してからもブラックなのでは、、、」と思っている人もいると思います。
実際、建築を含む建設業は、他に比べて業界としてブラックな傾向があります。
しかし、建築学科から就ける仕事はゼネコンや設計事務所ばかりではありません。
以下のような業種でも建築学科出身者を募集していたりします。
建築系の企業以外でも、建築学科の知識を生かせるような仕事はたくさんありますので、調べてみましょう。
- TOTOやLIXIL、YKK APのような建築に関係するメーカー
- 都道府県
- 市区町村(特に政令指定都市や特定行政庁)
- 確認検査機関
- NTTや電力会社
- 出版社
- 各組織の施設管理部門
- 不動産
参考:【建築学科生の就活、建築業の転職】建築学科に入ったけど建築の仕事をしたくないとき
将来建築の仕事に就きたくない人の中には、そもそも仕事に就きたくない人、やりたい仕事が見つからない人も多いのではないでしょうか。
そんな時は、以下のような視点を持って、将来生きていくためのお金を稼ぐ方法を考えてみましょう。
好きを仕事にして稼ぐためには、自分で事業を始めるという選択もある
嫌ではない仕事内容であることが大事
長期的に考えると、身につくスキルがある会社を選べば独立時や転職時に有利
1つの会社に固執せず、プランBを用意することも大事
20代の半分以上が転職や転職活動の経験者。合わなければ転職すれば良いのでとりあえず就職してみるとよい
まとめ
- 建築学科をやめたくても中退はおすすめしない。
- 卒業することに全振りするという選択もアリ
- どうしても建築学科をやめたければ学科変更も考えてみよう
- 建築学科を卒業するのは難しくない。病まない程度にほどほどに頑張ろう
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